19th ALLDAY Report by MC MAMUSHI
 DATE : July 09, 2009

2005年2月20日に今の代々木プレイグランドが誕生して早4年と半年。都内で、いや国内で最高のコンディションを誇るアウトドア プレイグラウンドの誕生に狂喜乱舞したプレイグランドボーラーたちが、まさに日夜プレイし続けたことで順調に傷み、老朽が進んだフロアをこの秋に新調することが決まった(このプロジェクトについては、pgdp.jpをチェック!)。つまり、この夏のALLDAY、19THが今までのフロアで開催される最後のALLDAYとなり、感謝と敬愛の想いを込めて引導を渡す記念的イベントとなった。

コート画像

様々な歴史を刻んできた代々木プレイグランドコート

“TOKYO NO.1”を決めるストリートボール コンペティション、19TH ALLDAYに参戦を決めた各地の猛者たちは総勢49チーム。前回ALLDAYの覇者UNDERDOGは、すでにファイナルトーナメント(ベスト8)からのシード権を得ており、まずは8/22(sat)に48チームによる予選トーナメント、プレトーナメントが炎天下の中開催された。

12min1本勝負のプレトーナメントは、その短いゲームタイムがネックとなり、どんなにポテンシャルを秘めているチームでも、流れを掴むことなく初戦で敗退していくことがままある。さらには、サマーストリートボールの最大の敵はその天候、灼熱の環境。焼ける日差しにフィジカルコンタクトの連続、レフェリーのシリアスなコールに突風に流されるボール。とはいえ、どんな環境でもタフネスに勝利を目指すアティチュードを日本のボーラー、プレイヤーに持ってもらいたいと願うALLDAYでは、上記の障害は言い訳にならない。1日中プレイハードを貫いてこそ、ALLDAYストリートボールスタイルなのだと言いたい。

選手とレフリーの画像

プレトーナメントのハードな環境に選手もレフリーもセンスティブになる

48チームを7ブロックに分けたプレトーナメント。各ブロックを勝ち抜いた7チーム+UNDERDOGを加えた8チームによるファイナルトーナメントが翌日には控えている。ALLDAYをサポートするNIKEオリジナルのALLDAYユニフォームに袖を通す権利を得ることも、各チームにとっては大きなモチベーションになっているようだ。

トーナメント表の左上から振り返っていくと、一部から期待を寄せられていた埼玉ストリートボールのパイオニアチームDMG。そのDMGを退けたHOT LIAR相手に、余裕ある勝利でファイナルトーナメントを決めたのは14THチャンピオン、名古屋レペゼンPROLINE。続いて、SOMECITYレペゼンF’SQUADはパンダーちゅ相手に想定外の手こずりを見せるも、最後は1点差でギリギリながらもゲームを決め、ファイナルトーナメント1回戦でPROLINEとの対戦を決めた。今回こそはと気合いの入った布陣で臨んだ日本のストリートボールの走り、KOMAZAWA ROCKERSはまたしても予選突破出来ず。相手は相模原連合。かつてSHOTGUNとして参加していたボーラーが中心となって新たに組んだチームのようだ。彼らが初めてのファイナルトーナメント進出。DA CREWのエントリーの名前に代々木の帝王として語られ、今ではbjリーグで活躍するIssacは代々木に登場するも、この日はプレイせず。さらには初戦で足立を拠点に構えるMETEOR ALLIANCE相手に、らしさを発揮することなく敗退してしまった。そのMETEOR ALLIANCE相手に最後の最後でジャンパーで逆転した420が悲願のファイナルトーナメント初出場を決めた。この420はプレトーナメントのゲームでかなりの観客を集めるほどの派手なゲームを展開し、ダンクにアリウープ、ブロックショットと大胆なプレイを多く魅せてくれた。

420試合模様

派手なダンクで会場を賑わせた420の選手

トーナメント表の右側は米軍基地チームW COLUMNが危なげなく予選を突破。AT平塚Connectionsはnorth相手にオーバータイムにまでもつれるタイトなゲームでギャラリーをざわつかせたが、地力を発揮し何とか予選を突破。最後の一枠を争うブロックには駒沢レペゼンKomazawa CRAYON、SOMECITYレペゼンteatime tokyo、そして千葉柏レペゼン勉族とがひしめいていたが、現役bjリーガーをサプライズ的にjoinさせたfirst stepが上記の3チームを圧倒し、 ファイナルトーナメント進出の最後の一枠を勝ち取った。

first step画像

本戦出場を懸けたfirst step vs 勉族のゲーム

翌8/23(sun)、UNDERDOGを加えた8チームによるファイナルトーナメントが正午より開催された。セミファイナル進出をかけた1回戦、名古屋のPROLINEは東京のF'SQUAD相手に地力の差を見せつけ快勝。420は相模原連合とワンゴールを争うタイトゲームを展開し、何とか辛勝。初のベスト4進出!W COLUMNとAT平塚Connectionsの対戦は、最後の最後まで逆転の仕合いとなった好ゲームで、最後の最後でW COLUMNが逆転したところでタイムアップ!ここで、AT平塚Connectionsがまさかの敗退を喫した。1回戦最後のゲームは、仲西淳や牧ダレン聡などを要するfirst stepと前回の覇者UNDERDOGの一戦。好ゲームが期待されるも、タフなコールが続く荒れたゲームに……。結果、UNDERDOGが落ち着いて勝利するも、ファールの数が尋常じゃなかった。あまりいいゲームにはならなかったよ。

ベスト8試合模様

熱戦を演じたW COLUMN vs AT平塚Connectionsのゲーム

気を取り直してセミファイナルGAME1、PROLINEと420はポテンシャルで言えばほぼ互角だったろう。ただ、チーム力、しっかりとオーガナイズされたチームだったPROLINEが横綱相撲で快勝。先にファイナル進出を決定!セミファイナルGAME2では、UNDERDOGがW COLUMNに手こずるも、最後は突き放し2連覇に王手をかけた。

注目のファイナルは14TH王者、名古屋のPROLINEと17TH王者、東京のUNDERDOGの一戦。これが圧倒的なワンサイドゲームになり、リードは終止UNDERDOG!!!前半で一気に突き放し、全てのベンチメンバーを吐き出したUNDERDOGがPROLINEの意気を消沈させ、19TH ALLDAYのチャンピオンに決定!2連覇を達成!!!過去に連覇を成し遂げたのは、かつてのSUNDAY CREW、横濱Team-S、そしてUNDERDOGが新たに名を連ねることとなった。

UNDERDOG画像

Back to Backを達成したUNDERDOG

今までの代々木プレイグラウンドでのALLDAYはこれで終了。日頃から代々木プレイグラウンドでピックアップを繰り返すUNDERDOGがALLDAYの覇者であることは、代々木プレイグラウンドにとってはポジティブなニュースだ。さぁ、次のALLDAYは20THとアニバーサリー大会!!!フロアも新調されて、装い新たに新時代の幕を開ける。UNDERDOG2連覇となり、新時代どうなるのか???

マムシ画像

text/MC MAMUSHI

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2009年夏、老朽化した代々木バスケットボールコートのリニューアルをするべくNIKEとMEDICOM TOYが共同で行ったPLAY GROUND DESIGN PROJECT。

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